嘔吐を利用したゲップは危険
ゲップが出せない人の中には、喉に指を入れてゲップを出そうとしたことがある事も多いと思います。
僕もゲップが出せないときは最終手段としてやっていました。
しかし、これは危険な方法です。
何故指を入れるとゲップが出るのか、またそのリスクについて説明していきます。
嘔吐反射を利用したゲップ
ゲップが出せない人は、食道に空気が溜まり苦しさを感じます。
空気が出そうで出ない、何とももどかしい感じです。
その時に指を喉に入れて嘔吐反射を誘発すると、胃の内容物が空気を押し出しゲップを出すことが出来ます。
僕も飲み会の後など空気がたまりすぎてつらい場合に、最終手段として行っていました。
そうすると狭くなった食道を無理やり空気が通り抜けていくので、恐竜の鳴き声のような音がします。
空気を嘔吐している感じです。
このようにして無理やりゲップを出すことも出来ます。
しかし経験上、胃の内容物が少ないとうまく行かないことも多いです。
飲み会の後以外は成功したことがありません。
つまり普段の食事程度では、胃の内容物が少なく空気を押し出しきれません。
逆流性食道炎のリスク
逆流性食道炎とは、胃酸が食道まで上がってくることで、食道に炎症を起こす病気です。
嘔吐反射を利用したゲップは、胃酸が上がってくるため、どうしても逆流性食道炎のリスクが高まります。
逆流性食道炎になると、胃酸の上がってくる感じ(酸っぱい感じ)や喉の違和感などが生じます。
ゲップが出せないと本当に苦しくて、吐いてでもゲップを出したくなります。
実際にR-CPD患者(ゲップが出せない人たち)の多くが、指を入れてでもゲップを出そうとした経験があるようです。
しかし、やはりリスクのある方法なのでお勧めできません。
僕もゲップを出せない時に最終手段として行っていましたので、この方法を全否定はできませんが、多用はしないようにしましょう。
さいごに
根本的な解決には、やはり通常のゲップの出し方をマスターすることです。
海外では喉にボトックス注射を打つ治療なども行われていますが、日本ではまだ現実的ではありません。
個人的には、注射に頼ることなくゲップを出せるようになることは可能だと思っています。
そしてゲップを出す技術は、自転車の乗り方の様に、一度習得してしまえば永続的な技術となります。
是非こちらの記事を参考に練習してみて下さい!
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